サーバー応答 100 Continue
HTTP ステータスコード 100 (Continue) の詳細
HTTP ステータスコード 100 (Continue) は、初期リクエストの一部が正常に受信されたことを示す一時的なコードです。このコードを受け取ることで、クライアントはリクエストの本体を送信することができます。大きなデータ量を扱う場合において、このコードの使用は非常に有用です。
基本的な概念
- ステータスコード 100 (Continue) の定義
- このコードが使用されるシチュエーションとその理由
実践的な使用例
例 1: 大きなファイルの送信
クライアントが大きなファイルを送信する際、サーバーからステータスコード 100 を受け取ることがあります。この場合、クライアントはファイルの本体を続けて送信することができます。
このコードを使用することで、ファイルアップロードの効率が向上します。特に大きなファイルの場合、サーバーが受け入れ可能かどうかを確認することができるため、無駄なデータ転送を避けることができます。
例 2: ヘッダーの確認
このコードは、サーバーがリクエストヘッダーを確認し、期待通りである場合にのみデータの送信を許可するために役立ちます。これにより、クライアントは無駄なデータを送信せずに済みます。
ステータスコード 100 に関連するエラーの修正方法
Python の例
サーバーがステータスコード 100 を返さない場合、クライアントは次のように実装することができます。Python の requests ライブラリを使用して、リクエストを送信する際にこのコードを処理します。
import requests
response = requests.post('https://example.com/upload', data=large_file, allow_redirects=False)
if response.status_code == 100:
# 次のステップに進む
Java の例
Java でも同様の問題が発生することがあります。HttpURLConnection を使用して、サーバーがステータスコード 100 を返さない場合の処理方法を説明します。
HttpURLConnection connection = (HttpURLConnection) new URL("https://example.com/upload").openConnection();
connection.setRequestMethod("POST");
connection.setDoOutput(true);
// ヘッダーを設定する
connection.setRequestProperty("Expect", "100-continue");
connection.connect();
// ステータスコードを確認
if (connection.getResponseCode() == 100) {
// データを送信する準備をする
}
JavaScript の例
ブラウザ内でのステータスコード 100 の処理について、XMLHttpRequest または fetch を使用した例を示します。適切にサーバーの応答を処理し、リクエストを続行する方法を説明します。
fetch('https://example.com/upload', {
method: 'POST',
body: largeFile,
headers: {
'Expect': '100-continue'
}
})
.then(response => {
if (response.status === 100) {
// リクエストを続行する
}
});
ベストプラクティス
- ステータスコード 100 の使用に関する推奨事項
- クライアントとサーバーの実装における問題回避方法
よくある質問
- ステータスコード 100 を受け取った場合、クライアントはどのように振る舞うべきですか?
- サーバーがステータスコード 100 をサポートしていない場合、どうすればよいですか?
言語 | ライブラリ | コード例 |
---|---|---|
Python | requests | response = requests.post(...) |
Java | HttpURLConnection | connection.setRequestProperty("Expect", "100-continue"); |
JavaScript | fetch | fetch(..., { headers: { 'Expect': '100-continue' } }); |